日本でも大いに議論が繰り広げられる『体罰問題』だが、
この度アメリカジョージア州に住むShana Marie Perez(シャナ・マリー・ペレズ)さんが自身のfacebookにあげた動画が全米で炎上中である。
そのfacebookページはこちら


5歳の息子Thomas(トーマス)君が通う学校の同級生に暴力を振るおうとし、周りの子に唾を吐いた。
この学校ではしつけの一環として『paddling(パドリング)』という教育方法を使う。



パドリングとは木製のパドルの様なもので体を叩く行為である。


トーマス君と母親は学校に呼び出され、母親の承諾のもと、パドリングが行われた。
パドリングを受ける間、母親は携帯をいじるフリをし、実はその一部始終を撮影、その後学校側の行為が不服としfacebookに動画をあげ学校側を非難した。
トーマス君は過去にも18日間の不登校日があって、親であるシャナさんが一度逮捕されている。
シャナさんの投稿によると、もし今回のパドリングを承諾しなければトーマス君は停学処分とされ、
再度逮捕される事があれば自分の3人の子の面倒を見る人が居なくなるので、泣く泣く承諾したとのこと。
18日間の不登校は『通院』によるものだと母親は説明しているが、学校側・警察側はその事実を確認できていない。


問題のfacebookにアップロードされた動画
https://www.facebook.com/shana.p.perez/posts/1064003260325587


動画では白髪の校長先生と副校長がトーマス君の手を押さえ、後ろからお尻を叩く準備からはじまる。
先生:『一度叩くだけよ』
先生:『違うところを叩きたくないからじっとしなさい』『泣いてもしょうがないわよ。どちらにしてもやるからね』
トーマス君:『叩かないで』
先生:『お母さんに泣きついてもどうにもならないのよ』
トーマス君:『お母さん助けてーー!!』
母:『私に言われても仕方ないよ。』『携帯やってるんだから見てないわ。』
先生:『気になるので聞きますけど、いつもお父さんはどういったしつけを?』
母:『帽子で膝をペシって叩くくらいですね。あまりしません。』


ジョージア州の法律によると、親の承諾があれば体罰は合法。
現在アメリカでは19の州が体罰を合法としている。

2014-2015年度には認められている全校通算で11,178件の合法体罰が報告されている。


AP通信インタビュー


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